釧路市 騙されたふり作戦でロマンス詐欺の受け子を逮捕 「ガザで働く看護師」を名乗り1800万円を要求

ガザで働く看護師を名乗る女らが釧路市内の男性から1千8百万円をだまし取ろうとしたとした疑いで「受け子」の47歳の女が逮捕されました。 逮捕されたのは、愛知県名古屋市の自称清掃員永松久美子容疑者(47)です。 警察によりますと、被害にあった男性は、3月中旬ごろから6月初旬にかけて、SNSでガザで看護師をしていると名乗る女から「飛行機がないとここから出られないよ」「戦場から抜け出して日本へ行きたい」また、看護師の上司の「将軍」を名乗るものから「女性が戦場から抜け出すには航空券代が必要」という内容のメッセージが届きました。 将軍から所持金はいくらかあるか聞かれ、男性が資産を伝えると、航空券代名目などで現金1千8百万円を要求されたということです。 男性は現金での請求を不審に思い、警察に相談しました。 警察は「騙された作戦」を行い、釧路市北大通14丁目の待ち合わせ場所に永松容疑者が将軍の代理人として現金を受け取りに来たところを、偽の札束を持った男性に扮した警察官が詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 永松容疑者は「お金を受け取ろうとしたが、詐欺のお金だとは知らなかった」と容疑を否認しています。 警察は他に共犯者がいると見て捜査を続けています。

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