若い世代に大麻が広がっています。 大麻を有償で譲り渡したり使用したりしたとして、宮崎県児湯郡に住む17歳の少年2人が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、いずれも17歳で、県内の高校に通う川南町の男子高校生と、都農町に住む無職の少年の2人です。 警察の調べによりますと、男子高校生は、今年4月、知人で別の高校に通う男子生徒に大麻若干量を有償で譲り渡した疑いが持たれています。 譲り受けた高校生は先月逮捕されていて、取り調べの中で、今回新たに逮捕された男子高校生による譲り渡しが発覚しました。 また、無職の少年は、男子高校生に依頼し一緒に入手した大麻を、今月、県内で使用した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、2人はいずれも「間違いありません」と容疑を認めているということです。 警察は、余罪や大麻の入手経路について調べを進めています。 大麻をめぐっては、先月以降、高校生を含む10代の少年の逮捕が相次いでいます。 これまでの経緯をまとめました。 今回、新たに逮捕されたのが、川南町の男子高校生Aと都農町の無職の少年です。 この2人は知人関係で、Aは別の高校に通うBに大麻を譲り渡した疑い、無職の少年はAと一緒に入手した大麻を使用した疑いが持たれています。 大麻を譲り受けていたBは、友人で別の高校に通うCに大麻を譲り渡した疑いで先月28日に逮捕されました。 最後に男子高校生Cは大麻を所持していた疑いで先月17日に逮捕されていました。 今回の事件は、このCが高校での持ち物検査で大麻のようなものを所持していたことから発覚し、その後の取り調べでBやAの逮捕につながったということです。 警察はこのほかの余罪や大麻をどこから入手したのかなど調べを進めています。 【参考】 ●男子高校生3人はそれぞれ別々の高校に通う