マカオ、観光名所近くにあるドリンク店を刃物で威嚇した男逮捕…客の喫煙めぐるトラブル

マカオ治安警察局は6月9日、マカオ随一の観光名所として知られる世界遺産・聖ポール天主堂跡近くにあるドリンク店を訪れ、粗暴な行為に及んだとして60代のマカオ人の男を逮捕したと発表。 同局によれば、同月4日午後、聖ポール天主堂跡に近い福華里にあるドリンク店の店員から刃物を持った男が騒いでいるとの通報があったとのこと。警察官が現場へ駆けつけ、通報者の店員から事情を聞いたところ、店員へ刃物を向けて威嚇しながら侮蔑的な発言をした上、外装の一部の破壊したと説明。 その後、同局が店舗の監視カメラ映像の分析などを経て、被疑者が当該店舗近くに住む男であることを突き止め、逮捕に成功。男は同局の調べに対し、もともと店の客がビルのエントランス前で喫煙していることに不満を持っており、店の近くに設置した禁煙サイネージが剥がさられていたことに気づき、これに腹を立てて自宅から刃物を持ち出し、店の前で叫び、刃物で外装を叩いたことは認めたが、威嚇行為を含む一部については否認しているとのこと。 なお、同局による鑑定で、男が使用した刃物(刃渡り約19.5センチ)が禁止武器に属するものであることが確認され、同局は男を武器等不合理所持、脅迫、破壊の罪で検察院送致するとした。

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