妻を殴って殺した疑い、男を再逮捕 「妻と口論が絶えず」容疑認める

埼玉県吉川市で4月、ドラム缶に入った女性の遺体が見つかった事件で、県警は11日、女性の夫で住所不定、無職の保谷仁容疑者(51)を殺人容疑で再逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 県警によると、保谷容疑者は2011年7月17日、所沢市荒幡の当時の自宅アパートで妻の美治さん(当時39歳)の頭を凶器で数回殴打し、頭を骨折させるなどして殺害した疑い。保谷容疑者は「妻と口論が絶えず、もう終わりにしたい、消えていなくなってほしいと思った」などと供述しているという。 保谷容疑者は先月21日、美治さんの遺体をドラム缶に入れ、2011年9月中旬~今年2月15日までの間、所沢市下富のトランクルームに放置して遺棄したとして、死体遺棄の疑いで逮捕されていた。 事件をめぐっては、トランクルームの料金が滞納されていたため、管理会社の依頼を受けた同県吉川市のリサイクル会社が今年4月17日にドラム缶を回収。翌18日に従業員が会社の敷地でドラム缶を開けて遺体を見つけていた。(本田隼人、小崎瑶太)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする