兵庫県内で有料老人ホームを経営する女が、尼崎市の集合住宅の一室に利用者の女性3人を2日間にわたり監禁したとして逮捕されました。 逮捕されたのは、有料老人ホームの経営者、西田幸子容疑者(61)です。 警察によりますと、今年4月、利用者だった70代から90代の女性3人を尼崎市にある集合住宅の一室に2日間にわたり監禁した疑いがもたれています。 3人は認知症を患い、介護が必要な状態でしたが、部屋の中に外から鍵のかけられるドアが設置され閉じ込められていたということです。 付近の住民から「高齢女性が『助けてください』と叫んでいる」と通報があり、事件が発覚。3人の健康状態に問題はないということです。 通報した人 「上の方から『お兄さん助けて』『お兄さんしかいないの』みたいな感じ(の声)だったので、これはもう尋常じゃないと」 警察の調べに対し、西田容疑者は「利用者の安全性を考えて鍵をかけるよう指示していた」と容疑を認めていて、警察が詳しい経緯を調べています。