身体障害者らに交付される「駐車禁止除外指定車標章」の有効期限などを偽造して使用したとして、警視庁駒込署は、偽造有印公文書行使の疑いで、東京都港区南青山の自営業、増田克典容疑者(68)を逮捕した。「数字を偽造した標章を使って駐車したことは間違いない」と容疑を認めている。 逮捕容疑は、3~4月、港区北青山のコインパーキングに駐車する際に、発行年と有効期限が偽造された標章を車外から見えるように掲げたとしている。 同署によると、標章は容疑者の母親に正規に配布されていたもので、「母が亡くなった後、標章の期限が切れていることに気づいた。駐車場を借りる金を節約したかった」と供述しているという。警察は容疑者が偽造標章を使用した違法駐車を繰り返していたとみて調べている。