リフォーム詐欺未遂容疑、10人逮捕 1都5県で8億円売り上げか 埼玉県警

「屋根の一部が壊れている」などと偽り、リフォーム代金をだまし取ろうとしたとして、埼玉県警は12日、詐欺未遂と特定商取引法違反(不実の告知)容疑で、リフォーム業者「ReLife」(埼玉県川口市)の代表栗原祐希容疑者(27)=同市金山町=ら10人を逮捕した。 認否は明らかにしていない。 同社は2023年10月に県から行政指導を受けたが、その後「秋元ハウジング」(同県春日部市)を名乗って営業を継続していた。県警は、同年11月~24年7月までの約9カ月で、1都5県の約700人から計約7億9400万円を詐取したとみている。 他に逮捕されたのは、同社の幹部3人と、飛び込み営業をする「アポインター」3人、その後、契約を締結する「クローザー」3人の計9人。 逮捕容疑は24年5月18日、共謀して同県越谷市の女性(78)に「通り掛かったら屋根が気になった。屋根の一部が壊れている」とうそを言い、翌19日に女性の息子(46)と修理契約を結んで現金計291万円をだまし取ろうとした疑い。 県警によると、不審に思った女性がクーリングオフし、金銭は支払わなかった。 24年6月、久喜署に60代女性から「屋根業者が訪問してきて、契約を結ばされたので解約したい」などと相談があり、県警が捜査していた。

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