11日夜、北海道南部の森町で密漁した毛ガニを所持していたとして、森町の漁師の男4人が逮捕されました。 北海道漁業調整規則違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも森町の漁師で25歳から54歳の男4人です。 4人は、11日午後8時46分ごろ、森町の砂原漁港に係留した船に、知事の許可を得ずに獲った毛ガニを所持した疑いが持たれています。 函館海上保安部によりますと、当時4人は2人ずつ漁船2隻に分かれて乗っていて、1隻には424匹(約151.6キロ)、もう1隻には469匹(157.9キロ)を所持していました。 付近をパトロールしていた海保の職員が、毛ガニが入った箱を積んだ不審な2隻を発見し、4人から事情を聴いたところ「獲りました」と密漁したことを認めたため、その場で4人を逮捕しました。 この日は、毛ガニ漁の解禁日前だったということです。 海保は、4人の具体的な供述を明らかにしていませんが、販売目的で毛ガニを密漁したとみて詳しく調べています。