ロス抗議デモに海兵隊動員のトランプ大統領「今はイエスマンばかり。これからが心配」早大教授

米国政治に詳しい中林美恵子早大教授が12日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。米トランプ大統領が、ロサンゼルス市で移民政策に反対する抗議デモが一部で暴徒化したことに対し、州兵や海兵隊を動員して取り締まった姿勢について解説した。 トランプ大統領は、もともと不法移民対策を公約に掲げている。中林氏は「大量に逮捕して強制送還し、不法に越境する人がガクッと減った。入ってこなくなった。そこで、特に不法移民がいるかもしれない都市を狙い打ちしている。1日3000人の逮捕という目標値に反発が予想できました。実行したことで、反発が起こった」とした。 もともとロサンゼルス市のあるカリフォルニア州は移民に穏健な政策とされる。同州は共和党のトランプ大統領とは対立する民主党の地盤。ニューサム知事は3年後の大統領選の民主党の有力候補で「今のうちにつぶしておこうという思惑もある」という。トランプ大統領がニューサム知事のことを「いいやつだが無能」だと口撃していることに、中林氏は「『いいやつだが』とトランプさんが言ったら、その後が心配」と話した。 今回のトランプ大統領の対応については「1期目は止める方もいた。今はイエスマンばかり。止めようとする力がホワイトハウスで弱くなっている。市民のこれからの動きが心配」とも予測していた。

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