大分県大分市の自宅に母親の遺体を遺棄した罪で起訴された男が、母親の年金を不正受給した疑いで12日、再逮捕されました。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは大分市大平の無職・小野忠浩容疑者57歳です。 警察によりますと、小野容疑者は2024年秋ごろ、母親のスマ子さん93歳が亡くなったにもかかわらず、日本年金機構や市役所に死亡届を提出しませんでした。 そして、2025年2月と4月の2回、スマ子さんの年金あわせて53万円余りを不正受給した疑いが持たれています。 小野容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 小野容疑者はスマ子さん名義の口座に振り込まれた年金を引き出して、生活費などに使っていたとみられています。 小野容疑者はスマ子さんの遺体を自宅の床下に遺棄したとして6月5日に起訴されていました。