ミャンマーを拠点とする特殊詐欺事件で、警察をかたってうその電話をかけ、現金をだまし取ったとして、名古屋市に住む男子高校生と、男2人が再逮捕されました。 詐欺の疑いで再逮捕されたのは、いずれも住居不定で無職の石川翔紀容疑者(32)と、谷地智成容疑者(22)、名古屋市に住む男子高校生(16)の3人です。 警察によりますと、3人は今年1月、ミャンマー国境地帯にある、特殊詐欺グループの拠点から、横浜市の会社員の男性(32)にうその電話をかけ、愛知県警の警察官などをかたり、現金435万円を振り込ませ、だまし取った疑いがもたれています。 警察は3人の認否や役割分担について、明らかにしていません。 この拠点では、3人を含む9人の日本人が、「かけ子」として、特殊詐欺に加担していたとみられていて、今年1月の1か月間だけでおよそ1億5000万円をだまし取ったとみられるということです。