2024年11月、鹿児島県徳之島の伊仙町で、当時55歳の女性を殺害したとして鹿児島家庭裁判所に送致され、観護措置を受けていた18歳の元少年について、家裁は16日、鹿児島地方検察庁へ逆送致する決定をしました。 この事件は2024年11月、伊仙町佐弁の住宅に侵入し、この家に住む保育士、菊池房子さんを刃物のようなもので刺し、殺害した疑いで18歳の元少年が逮捕送検されたものです。 元少年は5月21日、鹿児島家庭裁判所に送致され、家裁は事件当時の心身の状態などを調べていましたが、16日づけで鹿児島地検へ逆送致する決定を出しました。 家裁は理由について、「落ち度のない被害者を身勝手な動機で殺害した極めて重大な事案であり、刑事処分が相当」としています。 今後、地検が起訴か不起訴の判断をして、仮に起訴された場合は公開の場で刑事裁判が開かれることになります。