入札情報を漏らす代わりに業者から現金を受け取ったとして大町町の60歳の職員が、加重収賄の疑いで逮捕された事件で、容疑者は17日午後、佐賀地検へ送検される予定です。 逮捕されたのは当時大町町の企画政策課長だった古賀壯容疑者60歳と江北町の会社役員米原正彦容疑者67歳の2人です。 このうち古賀容疑者は2023年度のふるさと納税の業務委託の入札をめぐり、入札の参加業者が作成した企画提案書を米原容疑者に提供し、見返りとして現金10万円を受け取ったとして加重収賄の疑いが持たれています。 また現金を渡した米原容疑者は贈賄の疑いが持たれています。 警察は2人の認否を明らかにしていません。 事件を受けて、大町町の水川一哉町長は、16日「町民や関係者の皆様の信頼を著しく失墜させる行為であり深くお詫び申し上げます」とコメントしました。 また、水川町長は17日午前サガテレビの取材に応じ、自身の関与については否定しました。 Q.記者:町長が直接関わったりとか? 【大町町 水川一哉町長】 「それはありませんので」 警察によりますと、古賀容疑者と米原容疑者は、17日午後、佐賀地検に送検される予定です。 また、事件を受けて大町町は17日午後から会見を開くことにしています。