9時間以上の大規模家宅捜索…金曜夜の繁華街が騒然“トクリュウ”か、15歳少年含む3人逮捕 福島

6月13日から14日にかけ、警察は匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」の拠点とみられる福島市の雑居ビルをおよそ160人体制で家宅捜索し、詐欺などの疑いで3人を逮捕しました。金曜日の夜の繁華街は、騒然としました。 何度もあたりを見渡しながら、捜査員とともに福島市内の雑居ビルから出てきた男。14日、詐欺などの疑いで逮捕された福島市の飲食店経営・松浦毅司容疑者(41)です。 松浦容疑者は、同じく詐欺などの疑いで逮捕された羽根田治容疑者(45)、それに郡山市の15歳の少年とともに、今年4月、市役所の職員などになりすまし、埼玉県の70代女性から現金100万円などをだまし取った疑いが持たれています。 13日から14日にかけ、警察は午後6時すぎからおよそ160人体制で、福島市内の拠点とみられる雑居ビルを家宅捜索。捜索は、9時間以上にも及びました。 これまでの調べで、3人のうち松浦容疑者と羽根田容疑者が上の立場にあり、少年を「受け子」として詐欺に加担させていたとみられることが分かっています。また、逮捕された少年のほかにも、複数の少年を詐欺に加担させていた可能性があるということです。 警察は、3人の認否を明らかにしていませんが、3人は「トクリュウ」のメンバーとみられています。警察は、松浦容疑者らよりも上の立場の共犯者がいるとみて捜査するとともに、グループの実態解明を進めることにしています。

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