東京・足立区で目撃されたのは、カメラに気づくと驚いたように両手で顔を隠しながら歩く女、熊谷ひより容疑者(23)です。 マッチングアプリを悪用し、ぼったくりをくり返すグループの一人で、リーダー格の鈴木駿太容疑者(22)、葛西寛人容疑者(24)ら5人とともに詐欺の疑いで逮捕されました。 巧妙にマニュアル化されていたという、その手口は…。 2025年3月、犯行グループの女が20代の被害者男性とマッチングアプリを通じて知り合い、連絡先を交換。 「バーに行きたい」とぼったくり店にさそい込み、他のメンバーが飲食代金として45万円を不当に請求し22万円を支払わせると、今度は葛西容疑者が「支払いの対応で他の客のキャンセルが出た」と因縁を付けて、サウナ店に翌朝まで監禁。 その後、鈴木容疑者が店への損害賠償という名目で被害者に複数の消費者金融とローン契約させ、現金200万円と金のネックレス6本を購入させるなどした疑いが持たれています。 こうした犯行の際にターゲットとする男性の特徴もマニュアルに書かれていました。 「なめられない20代男性」「都心より遠方に住んでいる人」「やぼったくて女性経験が少なく怒らなさそうな人」「酒が強くよく飲む人はNG」など。 調べに対し、グループのリーダーだった鈴木容疑者は「自分たちがやったことに間違いない」と容疑を認めているということです。