警察官をかたる男から、マネーロンダリング事件の共犯者でないこと証明するために捜査に協力してもらう必要があるなどと言われ、島根県松江市の40代の男性が400万円をだまし取られる詐欺被害にあっていたことがわかりました。 警察によりますと、今年6月、男性のもとに長野県警の警察官を名乗る男から「マネーロンダリング事件でオザワという被疑者を逮捕しており、あなたが共犯者として浮上した」などと電話がありました。 その後、男性は男からSNSアプリのビデオ通話で取り調べをすると言われ、運転免許証を見せると、男性の氏名が記載された逮捕状の画像がSNSアプリのメッセージで送られてきました。 そして、男性は男から「あなたの口座の現金が犯罪収益ではないかを調査する」、「指定する口座に振り込むことで金融庁といっしょに捜査ができる」などと言われ、ビデオ通話をつなげたままATMに行くように指示され、合計400万円を振り込みだまし取られたということです。 松江警察署は警察が捜査などの名目でお金を要求したり、SNSで連絡をとることはなく、「あなたが捜査対象となっている」などと電話があった際は相談するよう注意を呼び掛けています。