勤務先の同僚の女性の自宅に合鍵を使って侵入し、高級時計などを盗んだとして会社員の男が警視庁に逮捕されました。 窃盗などの疑いで逮捕されたのは、東京・あきる野市の会社員・田中敦士容疑者(30)です。 田中容疑者は今年6月、東京・大田区にある同僚の女性(40代)の自宅に合鍵を使って侵入し、高級腕時計や指輪などおよそ30点、時価総額3300万円相当を盗んだ疑いがもたれています。 警視庁によりますと、田中容疑者は職場で女性の上着のポケット中に入った鍵を持ち出し、近くの鍵の専門店に持ち込んで勝手に複製したと話しているということです。 田中容疑者は、取り調べに「普段の会話から女性がお金に余裕がある人だと思っていた」「女性が身に付けている物が高級だったので狙った」と容疑を認めているということです。 女性は今年3月にも同様の被害を受けていて自宅の鍵を交換していましたが、田中容疑者は女性の自宅の鍵を複製し直して犯行に及んだとみられています。 警視庁は、田中容疑者が3月に起きた窃盗事件にも関わっているとみて調べています。