【放火】“業界注目”の保険調査員逮捕で損害保険大手が「再調査」へ 全焼した古民家の購入で新たな情報も…保険金目的の犯行視野に全容解明急ぐ 青森県つがる市・古民家放火事件

つがる市の古民家に火をつけた放火の疑いで、男たち4人が逮捕された事件の続報です。 古民家は自称ブロガーの男が売買交渉を持ちかけていたことが、新たに分かりました。 この事件は神奈川県の無職稲葉寛容疑者たち4人が共謀し、おととし11月つがる市の古民家に火をつけた放火の疑いで逮捕されました。 警察は多額の保険金が掛けられていたことなどから、保険金目的の放火との見方を強め、捜査を続けていました。 警察などによりますと、この古民家は2022年4月に前の所有者の女性から逮捕されたうちの1人、東京の自称・鉄道作業員 矢部壱成容疑者の名義で購入されていました。 購入をめぐって、神奈川県の自称ブロガーの杉澤大維容疑者が「DIYするため古民家を買いたい」として売買交渉をしていたことが、関係者への取材で新たにわかりました。 ただ、その後契約前に友達の矢部容疑者の名前に所有者を変更したいと話し、50万円で購入したということです。 警察は保険金目的の放火を視野に実態解明を急いでいます。 一方、東京海上日動は逮捕された東京都調布市の保険調査員 深町優将容疑者に委託していた過去の多数の保険調査について、再調査を行う方針を、きのう付けで固めました。 関係者によりますと、深町容疑者は業界大手の調査会社から別の会社に移籍し、複数の大手損保会社から調査の委託を受け、業界でも注目を集める存在でした。 東京海上日動は「不正請求は許されず毅然とした対応」で調査に臨むとしていて、事件の影響は広がりを見せています。

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