旧日本軍が使っていた銃剣に似た小銃などを無許可で所持していたとして、群馬県警生活環境課と太田署は6月30日、太田市飯塚町のアパート経営者の男性(58)を銃刀法違反と火薬類取締法違反の両容疑で逮捕した。県警は男性の関係先から、銃剣46本や実包80発のほか、機関銃2丁や小銃7丁、手りゅう弾などを押収し、鑑定を進めている。 逮捕容疑は2024年12月4日、自宅などで、小銃3丁や刀2ふり、火薬計約55グラムなどを無許可で所持したとしている。男性は「自分の認識とは違う部分は納得がいきません」と容疑の一部を否認している。 同課によると、同7月にサイバーパトロールをしていたところ、SNSで頻繁に銃器の写真を掲載している人がいて、男性が浮上した。男性は「骨董(こっとう)市で購入し、趣味で収集していた」と話しているといい、詳しい経緯や余罪を調べている。【加藤栄】