特殊詐欺グループの犯罪収益2900万円を洗浄か ビットコインに交換して隠した疑い、男2人逮捕

犯罪で得た収益を暗号資産に交換し隠したとして、兵庫、群馬両県警の合同捜査本部は3日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、住所、職業不詳の男(41)と中国籍の会社員の男(33)=横浜市南区=を逮捕した。兵庫県警は、2人が犯罪グループの依頼でマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負っていたとみて調べている。 逮捕容疑は、2人は共謀して2023年11月23日、特殊詐欺で得た2933万円で暗号資産「ビットコイン」を購入し、管理する暗号資産の取引用アカウントに送金して隠匿した疑い。調べに、職業不詳の男は黙秘し、中国籍の男は「全く身に覚えがない」と否認しているという。 県警サイバー捜査課によると、県内で発生した特殊詐欺被害を調べる中で、犯罪収益が複数の口座を経由して職業不詳の男が管理する銀行口座に送金されたことが分かったという。被害金は暗号資産に交換された後、マネロンの依頼者へ送られたとみられる。

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