ボクシング元世界王者、ジェイク・ポール戦から3日で逮捕!犯罪組織と関係か

今月2日(日本時間3日)カリフォルニア州にて、元WBCミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)が逮捕されたと、リングマガジンが報じた。チャベスは日本時間6月29日に人気YouTuberボクサーのジェイク・ポールと対戦したばかり。突然の逮捕となったが、一体何があったのか。 チャベスは戦績54勝(34KO)7敗の元WBC世界ミドル級王者。父は世界3階級制覇を成し遂げたフリオ・セサール・チャベスだ。11年にWBC世界ミドル級王座を獲得し、3度の防衛に成功したが、王座から陥落後の薬物検査で大麻の陽性反応が検出された。 前戦は日本時間6月29日のジェイク・ポール戦で、判定負けを喫している。 今回の逮捕は、米国国土安全保障省(DHS)が発表し「木曜日、移民関税執行局(ICE)の職員がメキシコ人ボクサーのチャベスを拘束し、迅速な国外退去手続きを進めている」とコメント。 DHSによると、チャベスは組織犯罪および銃器・弾薬・爆発物の密輸に関与したという容疑で有効な逮捕状が出ているとされる。さらに「外国テロ組織に指定されているシナロア・カルテルの関係者とみられている」とも記載されていた。 チャベスは23年8月に観光ビザで合法的に入国したが、そのビザは24年に期限切れとなった。その後再入国を許可され4月には米国市民権を申請。しかし、6月27日に市民権申請が不正であることが確認され、退去処分となっていた。 このカルテルとの関係については、チャベスの妻がカルテルのボスの亡くなった息子と繋がりがあるとされている。 インスタグラムにはチャベスが逮捕される瞬間の動画が公開されており、鎖のようなもので体と手を拘束されている。チャベスは特に抵抗を見せることなく、ボディチェックも受け入れ、動画の撮影者と話している様子が確認できる。 この動画を見た海外ファンからは「がっかりだ」「ジェイクとの対戦前になぜ逮捕しなかった?」「彼のこれまでの功績が台無し」などの非難の声が相次いでいた。 犯罪組織との繋がりが世間に広まってしまったチャベスだが、試合などは今後行えるのかについては不明だ。今後の捜査の行方が注目される。

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