今年6月、大阪府内の集合住宅で、女性に刃物を突き付けて両手を縛り、性的暴行を加えてケガをさせ、男2人が逮捕された事件で、警察は新たに容疑者の男1人を逮捕したと発表しました。 不同意性交傷害、逮捕監禁などの疑いで逮捕されたのは、奈良県葛城市に住む専門学校生の23歳の男です。 この事件では、不同意性交傷害や逮捕監禁などの疑いで大阪市東成区の無職・山下高志容疑者（44）と大阪府東大阪市の会社員・相馬崇司容疑者（32）がすでに逮捕されていました。 山下容疑者らはは6月中旬深夜、大阪府内の集合住宅で帰宅中の女性（20代）に対し部屋の前で背後から口をふさいで「静かにしろ。殺されたいんか」などと脅し、刃物のようなものを突き付けて両手首を縛り性的暴行を加えてケガをさせた疑いがもたれています。 さらに犯行中に帰宅した男性（20代）にも刃物のようなものを突き付けて「大きな声を出すな。服を脱げ。」などと脅迫して服を脱がせ、両手首と両手足をしばってケガを負わせ、監禁した疑いがもたれています。 自ら緊縛をほどいた男性が知人を通じて110番通報したことで、事件は発覚しました。 警察によりますと、2人は女性に対し性的暴行をすることを目的にSNSを通じてやり取りし、他の住人についていくことで集合住宅のオートロックを侵入し、犯行に及んだということです。 相馬容疑者は調べに対し、「一度性的暴行をしてみたいという欲がありました」などと供述し、2人とも容疑を認めていました。 犯行現場周辺の防犯カメラには、2人以外にもう1人男の姿が映っていたということで、警察は男の行方を追っていました。 男は山下容疑者らとSNSで連絡を取り合っていて、もともと山下容疑者らとは面識がなくアルファベットで呼び合っていたということです。 警察に調べに対して男は「元々性的暴行に興味があり、興味のある3人で見ず知らずの女性に性的暴行を加えました」と容疑を認めているということです。