ロンブーは理想的?コンビの解散スタイル徹底比較!「相方の逮捕」で解散→新コンビでブレイクした大物芸人とは?

コンビ結成から32年。人気お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」が、6月23日に解散を発表した。良好な関係を保ったままの「仲良し解散」が注目を集めたが、お笑いの世界を振り返れば、コンビの数だけ別れの形がある。華やかな舞台の裏に存在する、それぞれの事情とヒストリーとは?(ライター 橋本未来) ● ロンブーの「仲良し解散」は理想的 テレビで共演し続けるパターンの芸人は? ロンブーの二人は、互いがそれぞれのやりたい道に進むためにコンビ解散を決意したと報じられたが、これは「超理想的」なパターンと言えるだろう。すでにコンビとしての活動が減り、それぞれピンの仕事が多忙なことも背景に、関係をこじらせることなく解散に踏み切るというスタイルだ。良好な関係を保ちつつ、メディアでの共演も続けるという、まさに円満な別れ方となる。 一時期はそれを象徴するコンビだったのが、宮川大輔と星田英利(旧名・ほっしゃん。)による「チュパチャップス」だ。1990年代前半、吉本興業所属の若手芸人で構成されたお笑いユニット「吉本印天然素材」の一組としてブレイクを果たしたが、後にコンビは解散。しかし、それぞれがピン芸人として再浮上し、バラエティ番組などで息の合ったやり取りを見せるなど、「解散しても変わらない絆」を印象付けていた。 また、解散こそ発表していないが、一時代を築いたお笑いグループであり、ソロでも各人が長く活躍している「コント赤信号」の渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰も同様だろう。80年代のMANZAIブームの波に乗った後は、ピンでのタレント業や司会業、役者に転身。小宮は俳優業に専念したが、渡辺とラサールは長らくバラエティ番組で共演するなど、それぞれが別の道を進みながらも接点を保っている。 ただし、このパターンはメンバー全員が人気と実力を備えていなければ成立しない。多くの芸人コンビ・トリオは、誰か一方の才能に依存しているケースが多く、結果的にこのような「対等な解散」は限られた事例にとどまるのが実情だ。

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