米国、国連のパレスチナ担当特別報告者に制裁 「反ユダヤ的」と批判

ルビオ米国務長官は9日、パレスチナ自治区の人権状況を調査している国連人権理事会のフランチェスカ・アルバネーゼ特別報告者に制裁を科すと発表した。トランプ米大統領が国際刑事裁判所(ICC)に制裁を命じた大統領令に関連した措置だとしている。 ルビオ氏は声明で、ICCの加盟国でない米国やイスラエルの同意を得ずに、アルバネーゼ氏がICCにおいて両国の国民を追及する取り組みに直接関わったと問題視。また、アルバネーゼ氏が「臆面もなく反ユダヤ主義を示し、テロを支持し、米国、イスラエル、西側諸国を公然と蔑視してきた」と主張し、同氏がICCに対し、イスラエルのネタニヤフ首相やガラント前国防相への逮捕状発行を勧めたり、イスラエルから利益を得ているとされる米企業などの捜査や訴追を勧告したりした、と指摘している。

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