加重収賄、贈賄疑い再逮捕 福島県いわき市の官製談合 謝礼に現金10万円

福島県いわき市水道局が発注した工事の一般競争入札を巡る官製談合容疑事件で、地元業者に入札情報の設計金額などを漏らす見返りに現金10万円を受け取ったとして、県警本部捜査2課といわき中央署は9日午後2時45分ごろ、加重収賄の疑いで市水道局工務課技術主任の男(34)=いわき市=を再逮捕した。現金10万円を渡したとして、贈賄容疑で市内の土木会社社長の男(74)=同市=を再逮捕した。事件は贈収賄事件へと発展した。 同課の調べでは、市職員の再逮捕容疑は2024(令和6)年1月に行われた水道局発注の平下平窪配水管改良工事の入札に関し、秘密事項に当たる設計金額などを会社社長に漏らした上、謝礼として現金10万円を受け取った疑い。会社社長の再逮捕容疑は設計金額を教わった見返りに金を渡した疑い。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

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