偽物の逮捕状などを示して現金をだまし取る詐欺が相次いでいます。広島県では、女性が現金800万円をだまし取られる被害がありました。その巧妙な手口とは…。 ◇ 作り込まれた“偽物の逮捕状”。被疑者の項目には、自分の「氏名」や「住居」。 今月上旬、広島県に住む女性が、大阪府警を名乗る人物からSNSを通じてこれを受け取り、現金800万円をだまし取られました。 街の人に見せてみると…。 夫婦(60代・70代) 「よくできてる。ここに住所と名前が全部入ってるんでしょ」 「調べてあるワケでしょ」 夫婦(20代) 「情報が自分のと合っていたらびっくりしちゃうかも。生年月日と住所とかがここに入っていたら」 捜査の名目で、現金を振り込むように促された女性。大阪府警を名乗る送り主に確認すると、誘導された先は…。 記者 「女性は大阪府警察と書かれたサイトに誘導されたといいます」 もちろん、“偽物のサイト”です。