無許可で自社の従業員をほかの会社に供給し働かせていたなどとして、山形市の会社役員の男ら3人が逮捕された。警察は3人が「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」に関与しているとみて調べを進めている。 <職業安定法違反の疑いで逮捕された3人> 山形市下条町の会社役員・鈴木駿介容疑者(33) 山形市南館の会社員・山川拓大容疑者(34) 山形市小白川町の会社役員・村上剛容疑者(51) 警察によると、鈴木容疑者と山川容疑者は2023年5月~2024年4月ごろまでの間、自社の従業員を無許可で村上容疑者の会社に供給した疑いがもたれている。 村上容疑者は供給された従業員を指揮し、東日本大震災で被災した福島県内の建物の解体現場などで働かせていた疑いが持たれている。 警察は、3人がSNSなどで人を募り違法行為に加担させるなどする「匿名・流動型犯罪グループ」通称「トクリュウ」のグループに関与しているとみて調べている。 また、今回の容疑が「トクリュウ」のビジネスモデルの一環になっているとみて捜査を進めている。