富山県上市町の住宅で79歳の女性が腹部を負傷した状態で見つかり、その後死亡した事件で、警察はこの家に住む80歳の夫を殺人の疑いで逮捕しました。夫の腹部には刺し傷があり、警察の調べに対し「自分で包丁で刺した」と話しているということです。 殺人の疑いで逮捕されたのは、富山県上市町正印の無職・小瀬幸作容疑者(80)です。 小瀬容疑者は7月14日の午後8時ごろから翌15日の午前7時半までの間、自宅で妻・恭子さん(79)の腹部を刃物のようなもので刺し、殺害した疑いが持たれています。 警察の調べに対し、小瀬容疑者は「殺すつもりで妻のお腹あたりを包丁で刺しました」と容疑を認めているということです。 事件をめぐっては小瀬容疑者の腹部にも刺し傷があり、病院で治療を受けていましたが、自らの刺し傷について「自分で包丁で刺した」と話しているということです。 警察は無理心中や突発的な犯行の可能性を含め動機や経緯を調べています。