「ほかにも市の業務を落札」逮捕された市職員は土木工事現場の施工管理を担当 気仙沼市の官製談合事件 宮城

気仙沼市の公共工事を巡り入札情報を事前に業者に伝えたとして、市の職員と業者の男が逮捕された事件で、男の会社が他にも市の業務を落札していたことがわかった。 気仙沼市土木課の道路整備係長、後藤文治容疑者(47)と建設コンサルタント会社「中央技術コンサルタンツ」の東北支店長清水康弘容疑者(51)の身柄は22日午後、仙台地検に送られた。 警察によると、後藤容疑者は2023年7月に気仙沼市が発注した5つの道路の設計業務を巡る一般競争入札で、清水容疑者に入札に関する設計価格を漏らし、業務を落札させた疑い。 市によると、後藤容疑者が現在の業務を担当した2023年4月以降、清水容疑者の会社が気仙沼市発注の道路工事の設計業務など他にも4件を落札していたことがわかった。 関係者によると、後藤容疑者は気仙沼市役所で勤務する前は気仙沼市内の建設会社で働いていて土木工事現場の施工管理を担当していた。 2人は市の業務を通じて知り合ったと見られていて、警察が犯行に至った経緯などについて捜査している。

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