“京都府警”を騙る男「お金を封筒に入れ、家の門の近くに置いて」70代女性が“1100万円”詐欺被害 「今後の連絡はアプリで、近くの携帯ショップで入れてもらって」と指示も【高知】

“NTT”や“京都府警”を名乗る男からの電話をきっかけに、香美市に住む70代の女性が、1100万円をだまし取られていたことがわかりました。 高知県警の調べによりますと、5月11日、香美市の女性(70代)の携帯電話に、“NTT”を名乗る男から「ドコモショップ桂店で契約した被害者名義の携帯電話に身に覚えがないですか?この電話の件で、京都府警の方が話したいと言っていますので、代わります」などと電話があり、そのまま電話は“京都府警のイシダ”を名乗る男に代わりました。 そして“京都府警のイシダ”は、「あなたは、京都府警で逮捕されている者にお金を渡したという容疑がかけられています。その件で調査をする必要があります」などと話したということです。 翌5月12日、今度は“京都府警のマエダ”を名乗る男から、「あなたの口座にあるお札の番号を調べる必要があるから、あなたが持っている口座から、1日最大おろせる限度額までお金を引き出してください。捜査に協力してもらえなければ逮捕されます」などと電話がありました。 その日以降、女性は夫名義の複数の口座から、引き出し限度額である50万円をATMで引き出し始めたということです。 そして5月13日、“京都府警のサイトウ”を名乗る男から「今後のやりとりはコミュニケーションアプリで行います。携帯電話にそのアプリが入っていないのであれば、近くの携帯ショップに行きアプリを入れてもらってください」などと電話があり、女性は指示通りに携帯電話ショップへ行って、アプリをインストールしたということです。 その後、5月17日に“京都府警のサイトウ”から「明日、お金を取りに伺いますので、お金をバレないように封筒に入れて、家の門の近くに置いてください」などと電話がありました。 そして5月18日、“京都府警のサイトウ”から「もうすぐ取りに行きます。受け取ったら、こちらから電話します。外には、こちらから電話があるまで出ないでください」などと言われ、女性は自宅の門の近くに、この日までに引き出した合計750万円が入った封筒を置きました。

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