広島市南区で母親が死亡し、息子が傷害の疑いで逮捕された事件で、死因は出血性ショックだとわかりました。息子が日常的に暴行していた可能性があり、警察は傷害致死の疑いも視野に捜査しています。 60歳の息子は21日、南区皆実町の自宅で同居する89歳の母親の背中や左足を、複数回蹴ったり殴ったりしてけがをさせた疑いで23日、送検されました。 警察によりますと、母親は自宅のベッドで死亡した状態で見つかり、司法解剖の結果、全身に皮下出血があり死因は出血性ショックでした。 一部、骨折もしていたということです。 息子は母親の介護を数年間続けていたということで「ずっと介護をしていて口論になった」などと供述しています。 警察は長期間の介護でうっぷんがたまり日常的に暴行していた可能性があり、傷害致死の疑いも視野に捜査を進めています。