全国の警察官と警察職員で今年上半期(1~6月)に懲戒処分を受けたのは154人で、前年同期から40人増えた。上半期に150人以上が懲戒処分となったのは12年ぶり。警察庁が24日に発表した。 都道府県警別では、兵庫県警20人、神奈川県警17人、警視庁15人、大阪府警14人の順で多かった。兵庫県警では、勤務中に一つの交番に集まってオンラインゲームをしたとして8人が処分された。 処分の内訳でみると、免職20人、停職51人、減給67人、戒告16人。増加が目立つのは停職で、前年同期から20人増えた。処分の理由別では、「異性関係」が46人で最も多い。次いで「窃盗・詐欺・横領等」が36人で目立ち、うち10人は免職処分だった。逮捕者は前年同期と同じ27人だった。 154人のうち、業務上の行為で処分を受けたのは前年同期より16人増の39人。また、処分を受けた行為に飲酒が絡んでいたのは46人で、前年同期よりも17人増えたという。(板倉大地)