福井中3殺害無罪、コメントせず 警察庁長官

1986年に福井市で中学3年の女子生徒が殺害された事件の再審公判で、殺人罪に問われ、懲役7年が確定し服役した前川彰司さん(60)に名古屋高裁金沢支部が無罪判決を言い渡したことについて、警察庁の楠芳伸長官は24日の定例記者会見で受け止めを問われ「現段階でコメントは差し控える」と述べた。 その上で「適正な捜査を推進することが重要だ」と話した。判決は警察による供述誘導の疑いなどを認定していた。 87年に福井県警が殺人容疑で前川さんを逮捕。一審は無罪だったが、二審で逆転有罪となり服役した。昨年10月、同支部が再審開始を認め、今月18日の再審判決は一審の無罪判決に事実誤認はないとした。

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