被害者が車で連れ去られる瞬間がドライブレコーダーに映っていました。 これは、読売テレビが独自に入手したドライブレコーダーの映像です。 男が被害者を横向きに抱え、強引に車へ押し込みます。 被害者はドアに腕をはさみ、抵抗しますが…。男は棒状のもので被害者を殴り、ドアを無理やり閉めて車は発進しました。 事件があったのは7月5日の未明、大阪市中央区の路上で、20代の被害者が何者かに連れ去られました。 的井文謙記者 「目撃者によると、車が立ち去ったあと、地面には点々と広がる血の痕が残っていたということです」 事件を目撃した別の男性は、すぐに異変に気付いたと言います。 事件を目撃した男性 「(男が)鉄の鈍器でたたくんです。それで(被害者は)観念して閉じ込められてしまった。ものすごい叫び声でした。町中響き渡るような発狂声」 この男性からの通報を受け、警察が防犯カメラなどを捜査していたところ、同じ日に兵庫県内で犯行車両を発見。 全身にケガをしていた被害者を保護した上で、その場にいた男3人を監禁の疑いで現行犯逮捕しました。 捜査関係者によりますと、逮捕されたのは、職業不詳の森川拓哉容疑者(23)ら3人です。 また、同じ日に被害者を大阪市内のマンションの一室で監禁したなどとして、別の男3人も逮捕されました。 警察は6人の認否を明らかにしていませんが、森川容疑者が主犯格で、被害者との間に何らかのトラブルがあったとみて、詳しく調べています。