「ずさんな捜査による誤認逮捕が二度と起きないよう」2度誤認逮捕で42日間勾留の男性 国と大阪府を提訴

2年前に大阪府警に誤認逮捕された男性が賠償を求めて提訴しました。 訴えによるとおととし、20代の女性にSNSを通じて性的な写真の送信を求める脅迫メッセージが届き、男性は2度にわたる誤認逮捕で42日間勾留されました。 その後、真犯人の男が逮捕され、男性は不起訴となりました。 男は有罪判決が確定しています。 大阪府警の内部文書には、「犯人であると決めつける」「思い込みによる捜査がなされた」などの検証結果が記されています。 【原告の男性のコメント】「誤認逮捕に至った経緯を明らかにし、自分のような、ずさんな捜査による誤認逮捕が二度と起きないようにして欲しい」 男性は、捜査の問題点を明らかにしたいと、きょう=24日、大阪府や国などを相手にあわせておよそ1900万円の損害賠償を求め、訴えを起こしました。 【男性の代理人秋田真志弁護士】「(捜査機関は)『思い込みで決めつけてはいけない』と言うだけでなく、それをどうやって実践していくのか。旧態依然の捜査のあり方をもう一回、一から反省し直す必要がある」 大阪府警は「訴訟が予定されているため答を差し控える」とコメントしています。

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