群馬県桐生市役所の新庁舎建設に関する入札をめぐる収賄事件で、逮捕された群馬県議員が多額の債務を抱えていたことがわかりました。 桐生市の元副市長森山亨大容疑者(52)は2020年9月、桐生市役所新庁舎建設の基本設計に関する企画競争型入札で、設計会社に秘密事項を教え、謝礼として商品券10万円分を受け取った疑いがもたれています。 また、県議会議員の相沢崇文容疑者(49)も森山容疑者に秘密事項を教えるようにあっせんした疑いなどで逮捕されました。 相沢容疑者は、森山容疑者に働きかけて通信アプリなどで市が企画競争の採点で重視する項目などを聞き出していましたが、その後の警察への取材で、相沢容疑者には多額の債務があったことがわかりました。 警察は相沢容疑者が債務返済のため犯行に及んだ可能性があるとみて調べています。