マスコット姿の従業員を逮捕。米レストランでネズミの着ぐるみを着た状態で拘束される

アメリカ・フロリダ州タラハシーにある子どもに人気のピザチェーン「チャッキーチーズ」で7月23日、従業員がネズミのマスコットの着ぐるみを着た状態で店内で逮捕された。 タラハシー警察の宣誓供述書によると、逮捕されたのは従業員のジャーメル・ジョーンズ容疑者で、クレジットカード窃盗や不正利用、個人識別情報の不正使用などの疑いが持たれている。 被害者は警察に対し、クレジットカードを最後使ったのは6月にチャッキー・チーズで子どもの誕生日パーティーをした時だと説明しているという。 その後、普段利用しないたばこ店やワッタバーガーなどで利用されているのに気付き、被害を届け出た。 不正利用があった店舗の1つの防犯カメラ映像を確認したところ、被害者はジョーンズ容疑者に見覚えがあると語ったという。 警察官がこの供述などをもとにチャッキーチーズを訪れると、ジョーンズ容疑者が「非常に緊張している様子だった」と宣誓供述書には記されている。 警察官がジョーンズ容疑者の身元を確認した後に再び店内に入ると、受付スタッフから容疑者は「ネズミの着ぐるみを着ている」と告げられたという。 警察官がジョーンズ容疑者に近づき、右腕をつかんで『チャッキー、一緒に来てくれないか』と声をかけると、容疑者は両腕を胸の前で組んで抵抗しようとしたと供述書には書かれている。 そのため、警察官は「抵抗するな、身柄は確保している」と告げて騒ぎを起こさないよう警告し、店外に連れ出したという。 警察車両の後部座席で、被害者のカードを使ったかどうか尋ねられたジョーンズ容疑者は、「自分のキャッシュアプリしか使っていない」「カードは持っていない、他人のカードは絶対使わない」と否定。しかし、警察官がジョーンズ容疑者のポケットの一つから被害者のカードを発見したとされる。 地元新聞タラハシー・デモクラットによると、ジョーンズ容疑者はその場で逮捕され、その後保釈された。 チャッキー・チーズの親会社CECエンターテインメントの関係者は、「該当する従業員に対し、適切な対応を取った」と同メディアにコメントしている。 ジョーンズ容疑者がネズミのマスコットのまま逮捕され、手錠をかけられる写真や映像はSNSで拡散された。 コメントの中には「子どもたちの目の前で、着ぐるみのまま逮捕する必要はあったのか」という批判の声もある。 タラハシー警察の広報アリシア・ヒル氏は、「制服と着ぐるみを着た状態での逮捕になってしまったのは残念です」と、タラハシー・デモクラットにコメントしている。 ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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