「彼女だけじゃなく、僕もズボンをはぎ取られ…」 アメリカ滞在中の日本人カップルを襲った「最強のレイプドラッグ」の悪夢

数ある薬物犯罪のなかでも、被害者の心身に深い傷を負わせる点で「レイプドラッグ」が絡む事件は悲惨さが際立つ。日本では、カラオケやバーで知らぬ間に飲み物に睡眠薬を混入されて――というのがそのイメージだろう。だが、海外におけるレイプドラッグ事件は、その犯行の酷さも規模も日本とはケタ違いで、しかも、被害者は男女を問わない。たとえばアメリカでは、酒を提供するナイトクラブやバーに対し、飲み物に薬物が混入していないか調べる検査キットの提供を義務づけている州もある。レイプドラッグをめぐる事件がそれほど“日常茶飯事”となっているのだ。それどころか、もはや“無差別テロ”と呼ぶべき事件まで発生している。【瀬戸晴海/元厚生労働省麻薬取締部部長】

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