家宅捜索の際、無抵抗の容疑者の男性に暴行を加えたとして大阪府警の警部補と巡査部長が逮捕された事件で暴行をする様子が防犯カメラに映っていたことが、関係者への取材で分かりました。 大阪府警捜査4課・警部補の時長力容疑者(51)と、巡査部長の阪口裕介容疑者(32)は先月、違法スカウトグループへの事件捜査で家宅捜索した際、無抵抗だった容疑者の男性(20代)の頭や顔を複数回、平手打ちするなどの暴行を加えた疑いが持たれています。 その後の関係者への取材で、現場の防犯カメラに捜査員らが暴行を加える様子が記録されていたことが新たに分かりました。裁判所もこうした映像を確認し、職業安定法違反の疑いで逮捕されていた男性3人が緊急的に釈放されたということです。 警察は他にも暴行に加わった捜査員がいなかったか捜査を進めています。