マルセイユの元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドがジャマイカ代表への鞍替えに前進したようだ。 最終的に起訴取り下げとなったが、マンチェスター・ユナイテッド在籍時に恋人へのDV容疑で逮捕され、イングランドでのキャリア再開が叶わなかったグリーンウッド。スペインでプレーした後、昨季からフランスへと飛んだ。 スペインに続いて、フランスでも力を発揮する23歳FWだが、代表キャリアにおいてはいまだ再開に至っておらず、依然としてイングランド代表から追放状態。そこで父親の祖国であるジャマイカへの代表変更が取り沙汰されてきた。 イギリス『BBC』によれば、そんなグリーンウッドはジャマイカの市民権が付与され、パスポートも取得。残す手続きはイングランドサッカー協会(FA)からジャマイカサッカー連盟(JFF)への国籍変更申請のみという。 グリーンウッドは18歳だった2020年9月のアイスランド代表戦でイングランド代表デビューを果たしたが、国際サッカー連盟(FIFA)の規定では21歳までに3回以上のA代表出場歴がなければ、1回限りで代表変更ができる。 なお、ジャマイカを率いるのは元イングランド代表指揮官で、マンチェスター・Uでアシスタントコーチも歴任したスティーブ・マクラーレン氏。ジャマイカは指揮官のつながりも駆使して、イギリス育ちの選手をリクルートする新たな取り組みを行っており、グリーンウッドもその一翼を担うとのことだ。