“オレオレ詐欺”で5280万円だましとられる被害 厚労省職員や警察官をかたる電話 名古屋・中区

厚労省職員や警察官を名乗る“オレオレ詐欺”で、名古屋市中区に住む男性(70)が5280万円をだましとられる被害がありました。 警察によりますと、7月8日、名古屋市中区に住む男性宅の固定電話に、厚生労働省や警察官を名乗る男から、「あなた名義の保険証で睡眠薬が2か月分購入されており違法である」「あなたの口座が詐欺事件の振込先に指定されている」「身の潔白を証明するために捜査協力してください」などと、うその電話がありました。 その後、警察官を名乗る男から、スマートフォンの契約をしてSNSアプリを登録するよう指示され、SNSの通話機能などで、検察官を名乗る男から、保有している金を売却するよう指示されたということです。 さらに、指示されるがまま、暗号資産取引に必要な銀行口座の開設と、暗号資産取引所のアカウント開設。 8月3日までの間に、7回に渡って合計5280万円を暗号資産に交換し、だましとられたということです。 男性は、1日4回の定時連絡を要求されていましたが、6日、定時連絡に反応がないことから自ら警察に問い合わせたところ、事件が発覚しました。 警察が、「警察が捜査名目でお金を振り込ませることは絶対にありません」「“このままでは逮捕される”、“口座内の現金を調べる”は詐欺です」「警察をかたる相手からの電話は、絶対に一人で判断せず、家族や地元の警察署に相談してください」などと注意を呼びかけています。

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