5期19年、千葉県鎌ケ谷市の市長を務めた清水聖士(きよし)氏が7月に発刊した著書『市長たじたじ日記』(発行:三五館シンシャ)が注目を集めている。長期政権となった市長時代の裏話を包み隠さず明かす内容は、政治不信が高まる昨今にあって、痛快でさえある。 同書には、清水氏自身が巻き込まれた「経歴詐称」疑惑も生々しく記載。発生の経緯から、どのように切り抜けたのかまでが詳しく明かされている。 清水氏は2021年に市長を退任し、同年10月の衆院選に立候補して落選。その後は選挙に出馬していない。現在、政治家としてひと区切りをつけ、「怖いものはない」という清水氏に、著書、そして、一連の伊東市長騒動についてもズバリ聞いてみた。 ※公職選挙法の「虚偽事項公表罪」(同法235条1項)の解釈については、清水氏の個人の見解を尊重し、そのまま掲載した。