コンビニ店員を無理やり土下座、けがさせた疑い 38歳逮捕

コンビニ店員2人を無理やり土下座させてけがをさせたとして、警視庁五日市署は7日、東京都あきる野市伊奈、会社役員、私市浩樹(きさいちひろき)容疑者(38)を傷害と強要容疑で逮捕したと発表した。客が従業員らに理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント(カスハラ)」とみられる。 逮捕容疑は7月6日午前1時半~3時半ごろ、あきる野市内のコンビニの敷地内で、20代男性店員2人に「さらって埋めるぞ」「膝蹴り食らわすぞ」「謝罪しろ。殺すぞ」などと言い、2人のうち1人に土下座を強要し、全治不詳の精神的な不調に陥らせ、もう1人の首を押しつけるなどして無理やり土下座させ、首と腰を捻挫する全治3週間のけがをさせたとしている。「1人は土下座させたが、もう1人は土下座させた記憶はない」と一部否認している。 同署によると、私市容疑者は知人ら4人と飲酒した後にコンビニに来店し、弁当を購入。弁当が加熱されていないことや店員の態度に因縁をつけて、店の外で土下座を強要したという。店内の防犯カメラの記録には、トラブル前に店員が温めの有無を聞き、私市容疑者が断っている様子が記録されていたという。【菅健吾】

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