18歳の男が、元交際相手の女性を包丁で刺すなどして殺害しようとした事件。松山地検はきょう、男の実名を公表した上で、殺人未遂の罪で起訴しました。 殺人未遂の罪で起訴されたのは、福岡市の18歳の男です。 起訴状などによりますと、男は6月15日の午前4時頃、松山市清水町のマンションで、元交際相手の女性の太ももや背中を包丁で刺し、首を両手で絞めつけるなどして殺害しようとしたとされています。 逮捕後、男の身柄は松山家庭裁判所に送られましたが、先月31日の審判で家裁は「刑事処分の措置が相当」として再び松山地検に送る逆送致を決定。 地検はきょう、実名を公表した上で、殺人未遂の罪で起訴しました。 今後は、20歳以上と同様の扱いで刑事裁判を受けることになります。 2022年4月施行の改正少年法では、18歳と19歳の「特定少年」について起訴後の実名報道が可能になりました。 今回、松山地検は「犯罪の重要性や地域社会に与える影響」などを判断して、男の氏名を公表したとしています。 南海放送はこれまでの取材をふまえ、匿名で報道する判断をしました。