教員らのグループが女児の盗撮画像などをSNSで共有していたとされる事件で、名古屋地検は8日、名古屋市立小教諭の男(42)=性的姿態撮影等処罰法違反の罪で起訴=を器物損壊罪で、横浜市立小教諭の男(37)=同=を不同意わいせつや児童買春・児童ポルノ禁止法違反などの罪でそれぞれ追起訴した。地検は2人の認否を明らかにしていない。 横浜市立小教諭の男は女児1人の着替えの様子を盗撮したなどとして7月に再逮捕されていたが、捜査関係者によると、自分の携帯電話の動画機能を使い、他に5人の女児の着替えの様子も映っていたという。 起訴状などによると、名古屋市立小教諭の男は6月、自宅で女児2人の楽器や帽子に体液を付着させたとされる。横浜市立小教諭の男は昨年10月、神奈川県内の施設で女児(当時8)に体の一部を押しつけるわいせつな行為をし、今年4月には、この女児を含め6人の女児(いずれも当時8)が着替える様子を同じ施設で盗撮し、動画1点を保存したなどとされる。 グループには10人近い教員とみられるメンバーが参加していたとみられ、愛知県警が特定に向け捜査している。(高橋俊成、野口駿) ◇ 被害者側への配慮から、デジタル版では容疑者名を匿名としました。