北海道・帯広警察署は2025年8月12日、愛知県岡崎市の自称・アルバイト従業員の少年(16)を詐欺の疑いで緊急逮捕しました。 少年は8月12日午後2時半ごろ、十勝管内の80代女性の自宅付近で銀行員を装い、キャッシュカード3枚をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、12日午後1時半ごろ、女性の自宅に「保険料の還付金があるが受け取るためにはキャッシュカードの交換が必要」などと詐欺の電話があったということです。 その1時間後、女性は自宅付近で銀行員を装った少年にキャッシュカード3枚を渡し、暗証番号も教えてしまいます。 女性は詐欺だと気がつき、近くに住んでいる子どもや金融機関に電話をしました。 12日午後3時ごろ金融機関から「お客さんでカードをだまし取られ現金を下ろされた人がいる」と警察に通報があったということです。 少年は女性からキャッシュカードをだまし取ったあと、コンビニATMで現金を引き出しましたが、警察官がJR帯広駅で少年を発見して任意同行を求め、緊急逮捕しました。 この際、少年は引き出したとみられる現金を所持していたということで、調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。