まさに鬼畜の所業というほかない。 9月12日、大阪府警浪速署は強要などの疑いで、大阪市浪速区のトレーディングカード販売店の元経営者・山下諒被告(37)、名古屋市の無職・橋本充輝被告(24)、住所不定無職の竹内孔志被告(29)の3人を逮捕・送検したと発表した。全員、強要および暴行罪で起訴されているという。 「3人は今年2月8日、山下被告が経営していたトレーディングカード販売店に勤務していた30代男性のAさんを『目を突くで』『早うせい、時間がないんや』と脅し、橋本被告の排泄物入りのインスタント食品を無理やり食べさせました。橋本被告と竹内被告も当時、山下被告の店で勤務していました」(全国紙社会部記者) 山下被告らはこの事件の1週間前にも、排泄物を使った事件を起こしていた。 「Aさんと大阪市内の路上を歩いていた山下被告は路上に落ちていた排泄物を『すぐ吐いてもいいから』と食べさせていたのです。翌日、同じ場所を通りかかると再びその排泄物を食べるよう命じていたというから鬼畜ですよ。Aさんが排泄物を指でちぎって口に入れると、山下被告は男性の頭をつかみ、路上に残っていた排泄物に顔面を押し付けた」(同前) なぜ、山下被告らはこんな異常な行動をとったのか。 「昨年12月からAさんは山下被告の店を手伝い始めたのですが、彼がミスをするたび『罰ゲーム』と称して暴行していた。最初は軽く殴る程度だったのが、どんどんエスカレートしていったのです。 2月17日には、橋本被告が店の前でAさんの頭髪をバリカンで刈り、店内で全裸にして、性器をアルミホイルでグルグル巻きにしたうえで、アルミホイルの先端をコンセントの差し込み口に挿入させていました。下半身に電流が流れ、Aさんは感電。その後、再び店の外に連れ出し、ライターとアルコールスプレーを使ってAさんに火を吹きつけていた」(捜査関係者) 別の傷害事件で山下被告と竹内被告が逮捕され、2人のスマホを調べたところ、Aさんに対する数々の行為が撮影されており、今回の事件が発覚した。 浪速署の調べに対し、山下被告は黙秘。他の2人は「山下の発案で罰ゲームとしてやった」と供述しているという。 「警察がスマホから暴行動画を発見するまで、Aさんは警察に相談もしていなければ、被害を訴えることもなかった。監禁されていたわけでもなく、逃げようと思えば逃げられたはず。何らかの事情があったのか、精神的に支配されていたのか。報復を恐れていた可能性もある。Aさんは『人生でこれほど屈辱的なことはないし、トラウマとして残ると思う。絶対に許すことはできません』と話しています」(前出・捜査関係者) 人間の皮をかぶった鬼畜たちには相応の厳罰が下されるだろう。