総務省は19日、通信大手の楽天モバイルに対して、今年2月に発生した通信の秘密の漏洩事案をめぐり、遅滞なく報告する義務を怠ったとして厳重注意の行政指導を行いました。 今年2月、生成AIで作成したプログラムを悪用し楽天モバイルの回線を不正に契約したなどとして中高生3人が逮捕されました。総務省によると370回線の不正契約が確認されたほか、不正契約に使用されたのと同じIDとパスワードで、通信の秘密に該当する通話履歴などが4609人分、閲覧可能となっていました。 法令では通信の秘密の漏洩事案が発生した場合、30日以内の報告を義務づけていますが実際に報告があったのは3か月以上経過していたことから、総務省は19日、楽天モバイルに対して厳重注意の行政指導を行い、10月末までに再発防止策を提出するよう求めました。