参院選での選挙違反の取り締まり状況について、警察庁が20日に発表した。投開票日から約1カ月後の19日までに、全国の警察が公職選挙法違反容疑の54事件で計62人を逮捕・書類送検。3年前の前回参院選よりも18事件、10人増えた。 62人を罪種別に見ると、詐偽投票が24人で最も多く、自由妨害16人、投票干渉8人が続いた。詐偽投票は前回の7人から3倍超に増えた。 逮捕されたのは前回と同様の7人で、いずれも自由妨害。インターネットの掲示板に候補者の殺害をほのめかす投稿をしたり、候補者のポスターを破ったりしたというものだった。(板倉大地)