女性ピアニスト 特殊詐欺被害を告白 衝撃被害額は? 警戒しやりとり録音も…だまされたワケ

ピアニスト芥川怜子が、22日放送のテレビ朝日系「ザワつく!金曜日SP」(後6・50)にVTR出演し、特殊詐欺被害について告白した。 「緊急!特殊詐欺SP」と題した特番は、巧妙化、多様化していく特殊詐欺の手口を実例を挙げて紹介し、視聴者に注意を促した。 番組では被害や被害の未遂に遭った数々の事例を紹介。その中で、芥川は「劇場型特殊詐欺というものに引っかかりまして」と打ち明け、スタジオが騒然となった。 始まりは、大阪府警を名乗る女からの1本の電話からだったという。「朝の9時半にいきなり電話が掛かってくるんですよ」。芥川の通帳が犯罪に使われ、逮捕された特殊詐欺グループから芥川の名前が出たという。 「怪しいなと思って、録音を直後から開始したんですけど」と芥川。詐欺を疑う意識はあったものの、それでもだまされてしまったという。 女は対面ではなく、LINEのビデオ通話機能を使って調書を取ると宣言。その後、LINEに衝撃のファイルが送られてきたという。番組では、実際に録音された音声を公開。芥川が「え~!何だこれ!」と驚く、生々しい声が響いた。 送られてきたのは、逮捕状と書かれたPDFファイル。電話はそのまま検察官を名乗る男に引き継がれ、資産を凍結し、逮捕する旨が伝えられたという。 「え、え、え…ちょっと待って下さい?私、逮捕されるんですか?」と困惑する芥川に、男は助け船の提案を出す。芥川の口座から、国庫に金を一時的に預ける必要があるとの説明だった。「信じてくれるんや。聞く耳を持ってくれるんやと」と一時は安心した芥川だったが、もちろん口座は詐欺グループのものだった。言われるがまま振り込んでしまい、「全部で数百万ほどになりますね」と告白。だまし取られた金はいまだに返ってきていないといい、スタジオには悲鳴が上がった。 芥川は桐朋学園音大卒業後、国内外でピアニストとして活躍。Reco名義でガチオタピアニストを名乗り、YouTubeでアニメ音楽の演奏動画などを配信している。

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